クラウゼヴィッツやトゥキュディデスの本などを読みながら国際ニュースを読み解きます。

FRB、公定歩合引き上げ

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「2年以上に及ぶ深刻な景気収縮の後だというのに、公定歩合すなわち連邦準備銀行から市中銀行に貸し出す際の金利を引き上げたのである・・・通貨供給量の減少は、必ず深刻な不況を生み出している。」(『資本主義と自由』、ミルトン・フリードマン)

 

今回は、

米英と欧州の金融セクターにリスク、アジアは力強い=豪中銀高官 (ロイター、2010/2/16)

「過剰な」差し押さえ、今年の米住宅価格の下落要因に-S&P   (ブルーム・バーグ、2010/2/16)

の記事に注目しました。

 

公定歩合の重要性は、1930年代のころより確実に低下しているものの、記事にあるように

  • 商業用不動産向け融資の多い中小金融機関の経営悪化
  1. →中小企業向けの与信減少→国民の心理悪化
  2. →差し押さえの増加→住宅価格の下落→不良債権の増加

というリスクについて注目していこうと思います。

 

上記のミルトン・フリードマンの文章の前は、イギリスの金本位制離脱が原因で金流出を防ぐために公定歩合が引き上げられたという流れになっています。つまり、国家の衰退・興隆と大恐慌が発生した要因とが密接に結びついているわけです。

 

現在、米中の関係が微妙になってきています。また、日本の政府債務残高が非常に悪化してきていることが米国債の消化に影響を与えるというような形で状況が悪い方向にいく可能性もあるでしょう。

 

上記のような見方でニュースを見ていくのも有益かもしれませんね。

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