戦略は、戦闘が行われる場所、時間、戦力を決める。戦闘は戦術に沿って行われる。戦略は、勝敗にかかわらず戦闘の結果を戦争目的のために利用する。
戦闘において戦力の量というものをどのようにとらえるべきか考える。
①戦力
戦略の第1原則 : 決定的場所・時間に出来るだけ多くの軍を投入すること。
その前提(2つある) :
A.軍隊全体の規模
- この著しい優越によって多くのことを達成できるという確信が必要で、この確信が戦争計画に影響を及ぼす。というのが正しい道筋。(これは政治の領域で働く人々が持たなければならない意識だと思われます。)
- しかし、軍隊全体の規模は政治の領域で決定されるため、ほとんどの場合、最高司令官は軍隊の規模を変えることのできない与えられたものとして受け取る。そのため、軍全体の規模ではなく、決定的な場面で相対的な優位を得られるように努力しなければならない。
B.戦闘力を利用する能力
たとえば・・・
- 場所に関する正確な判断
- 決定的な場面を迎える前に戦闘力を失ってしまわないよう適切に行動したり、方針を定めること
- 決定的な場面を迎える前に様々な細かい事態に目を奪われ、その対処のために戦闘力をその都度割いてしまいがちであるが、このようなことに惑わされず戦闘力を統一しておくという堅い決断。
これらの能力が高くなければならない。
A、Bによって重要な場面で戦闘力をどれだけ集中できるかが決まる。
②戦闘が行われる場所・時間について
①から、時間・空間についての的確な判断こそ勝敗を決定する要因だと考えるかも知れない。確かに時間・空間はすべての基礎だが(確かに重要だけれども・・・)、勝敗を決めるすべてではない。過大視するべきではない。
むしろ、勝敗の決定は・・・
- 敵について正確に判断できるか
- 一定期間、少ない戦闘力で敵と向かい合うことができるか(前衛や陽動のことだろうか?)
- 味方に通常より厳しい行程を課し、それを実現できるか
- 敵を急襲する大胆さを持ち合わせているか
- 危険を目前にしても怯えず(通常私たちは怯えて何もできない・・・)、逆に以前よりも強力な行動がとれるかどうか
というようなことに左右されている。これが時間・空間を正確に判断できる能力だけが勝敗を決めているわけではないという根拠である。
③まとめ
しかし上記の議論は、戦闘力が劣っているからと言って戦闘してはいけないということを示したものではない。戦闘を実施するかしないかは、全体と様々な要素との関係を考慮して判断することで、別のことである。
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「第5章:戦闘力 - 第3章:敵味方の兵力の比率」を参照

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